2016年 09月 20日
流れるビオトープを作ろう! |
こんにちは、ニートです。ついに秋が来ましたね、行楽の秋です。
このようなプラ舟で作ったビオです。これに「水の流れ」を追加していきます。
やはり流れが目に見えた方が風情があると思い、水上から垂らす方式で行きます。
もしベースとなるビオが丸い睡蓮鉢の場合は、ぜひ「蹲」(つくばい)で画像検索してみてください。きっといいアイデアが思いつきますよ。
エアリフト式のスポンジフィルターです。エアポンプを動力源にします。
溶岩石モニュメントが置いてあった場所に設置しました。
え?どこが変わったって?よく見てください! 後ろに穴が開いてます・・・・これだけ(笑)
そ~し~た~ら~??
さあ、これで水流システムは完成です!
いのち
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だいぶ涼しくなってきましたが直射日光が刺さるように強い秋でもあります。
そんな中、皆さんのビオトープの調子はどうですか?
中には夏場、直射日光の当てすぎや水温上昇による水質悪化で散々な姿になってしまったビオもあるのではないでしょうか?
そんな方もそうでない方も、この行楽の秋を有効活用してビオを一新してみてはいかがでしょうか!
今回挑戦するのはそう!「流れるビオトープ」です。
と、その前にベースとなる我が家のビオトープをご紹介します。
詳しい作り方はこちら→(本格!池型メダカビオトープの作り方!)
Q.なんで水を流すの?
A.より自然な生態系へと近づくからです!
私は能書きや理論をダラダラと書き綴るのは好きではありません(できないとも言う)
簡単に説明します。自然の川がきれいに保たれているのは地層という名のろ過器を水が流れ、水を浄化しているためです。そのため流れのないビオトープでは、このろ過機能が非常に貧弱な状態であり、飼育する生物も最低限の生活を余儀なくされるのです。もちろん大自然の広大な生態系をビオトープで再現することは不可能ですが、少しでもこの生態系サイクルに近づけたのなら、もっと豊かなビオトープができるのではないか?と思い挑戦しました。
まあ、本当の理由は「流れたらかっこいいな」と思っただけなんですけどね(笑)
前置き以上!さっそくいってみよー!
1.水を流す部分を決める
といっても私はもう決めています。
もちろん狙いはここ、竹の筒です。
2.水流の元となるポンプを設置する
今回私が使用するフィルターはこちら
ここで一つ注意点!
スポンジフィルターは本来、非常に細かいスポンジを使用し、生物ろ過を目的としています。しかし!ビオトープでそのスポンジを使用するとすぐに目詰まりを起こしてしまい、メンテナンスが非常に手間になってしまいます。そのため私は純正のスポンジは使わずに目の粗い「ストレーナースポンジ」を使用しています。こうすることによってフィルター自体のメンテナンスはほぼフリーとなります。
(かなり目の粗い物を使用しましょう)
ここでアクアリストから鋭い突っ込みが入ると思います
「目の粗いスポンジを使ったらろ過能力がなくなるじゃん!!」
そのとおりです。しかし、私が今作っているのはあくまで「ビオトープ」、水槽ではありません。
そのためフィルター自体の能力や、ろ材に頼らずろ過を完成させたいのです。
ビオ内の水がゆっくり循環し、底床や沈めた溶岩石に住み着いたバクテリアが有機物を分解する
これが私の理想で究極の自己満足です(笑)(もちろん能力は正規のフィルターが上です)
話がずれました、早速設置です
この時点でポンプを設置し、試運転してみます。きちんと水が流れたら成功です。
3.フィルターの存在を消そう!
フィルターの設置が終わりましたが、これが丸見えではせっかくの風情もぶち壊しです。
無機質な器具類は隠してしまいましょう!
今回用意するのはこちら
竹の筒(改)
この穴にステンレスの針金を通します
スポンジフィルターに巻きつけちゃいましょう!
最後の仕上げとして周りを溶岩石モニュメントで囲ってしまいましょう!
そしてポンプのスイッチON!!
4.完成!!
流れたぞー!!!ついにビオ内で水が循環したぞー!!!
(↓エアホース隠し忘れすいません)
おぉ・・・これが・・・
これが
これが生命か・・・(←アホ)
失礼、テンション上がっておかしくなっていました
何でしょう、ただ、ただ水が滴り落ちているだけなのにまったく雰囲気が違います
まるでメダカや水が喜んでいるような・・・(←まだおかしい)
うまく言えないけれど生命感が桁違いです!すばらしい!
今回私が使用したのはエアリフト式のスポンジフィルターなので、この竹から流れ出る水はもちろん酸素でいっぱいの水です。
これによってビオ内の溶存酸素が増えることになります。
そうするとバクテリアの活動が活発化し、結果ろ過能力が格段にUPします。
まさにそこは擬似的な自然界!水温上昇も怖くない!
しかし最後に注意点!
メダカは強い流れを嫌うため、あくまでゆっくり水が循環する程度の水流にします。
そして止水域もしっかり確保してあげないと逆にメダカのストレスになり、最悪、衰弱死させてしまうことになります。
さて、こんな感じで今回はまとめに入ります。
[まとめ]
・フィルターはメンテナンス重視の物にする
・スポンジフィルターを使う場合は荒めのストレーナースポンジに交換
・フィルターポンプ類は隠そう
・水流は緩めで、ある程度止水域を作ろう
このくらいかな?
さてさて今回は私のビオをベースに製作しましたがお次は皆さんです。
もっと簡易的にするも良し、滝や川を自作する本格的なものも良し。
出来上がったらぜひ見せてほしいですね
それではこの辺で・・・
(水流だけならエアストーンのみでもOKですよ)
ニート
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by neet_aquarium
| 2016-09-20 22:49
| メダカ